淡水真珠と価値の基礎知識
淡水真珠の買取額が低いと思われがちで、実際淡水真珠はアヤコ真珠と比較すると低くなりがちではありますが、淡水真珠でも品によってはアヤコ真珠にも勝る買取額がつくこともあります。
ここではそんな淡水真珠についてみてみましょう!
・淡水真珠と海真珠の形成過程
・淡水真珠はなぜ安いのか?
・淡水真珠の価値
・普段使いに便利な淡水真珠
淡水真珠と海真珠の形成過程を知ろう!
主にイケチョウ貝からとれる真珠が淡水真珠で、河や湖などの淡水で生産され現在流通する淡水真珠は中国産の養殖が主となっています。
日本で聞く一般的な真珠は海水で養殖された海真珠を主に意味しますが、実は淡水真珠とは別物なのです。
真珠ができる過程は海真珠も淡水真珠もほとんど同じです。
貝内に砂利などの異物が入ってくると自分を守るために母貝は真珠層を分泌して異物を時間をかけて包み込みますが、これによって真珠層が形成され真珠となります。
自然の過程で元々はできるもので、大半の真珠はサイズが小さく丸くないのが一般的です。
ただ、それでは商品にはならないので販売用の真珠は大半が養殖で海パールも淡水真珠も異物を人工的に挿入して真珠を形成ます。
買取額が高くなりやすいアコヤ真珠は海で養殖されますが淡水真珠は湖やで養殖されています。
違いは、養殖される場所が「海なのか湖などの淡水環境なのか」という点なのです。
淡水真珠はなぜ安いのか?
淡水真珠は海真珠より安いので買取であれ購入であれ価格だけ見ると不安に思うでしょう。
淡水真珠の買取額が低くなりがちな理由は、淡水真珠に使用される母貝が養殖真珠アコヤ貝より大きく、時間的にも早く真珠が形成されやすく、また、淡水真珠は母貝も大きいので1つの貝から複数の真珠を養殖できても、日本のアコヤ真珠は貝1つで1つの真珠しか採れないといったことがあります。
数が少ない=価値/買取額が高い
この点から日本のアコヤ真珠は淡水真珠より購入の際も買取の際も高額になりやすいのです。
ただ淡水真珠でも真円に近いものでキズがない品は希少で買取額も上がります。
淡水真珠の価値
日本のアコヤ真珠は核と呼ばれる円形の物質を養殖過程で挿入することで真円に近い綺麗なアコヤ真珠ができます。
淡水真珠の場合も母貝内に外套膜片を養殖過程で挿入して真珠を作るきっかけを与えますが核は挿入しません。
ただ淡水真珠はアコヤ真珠で挿入する核のように、小粒の真珠を挿入して10mmオーバーのもので真円に近い真珠を作ることができます。
これにより、アコヤ真珠のような品質を淡水真珠でも出すことが可能でその価値や買取額も上がります。
真珠層が厚いものが淡水真珠はほとんどなので、淡水真珠をあえて選ぶ人も多いですし淡水真珠は真円に近いものから複雑な形まで形も豊富なのでそういったものを楽しめるのも淡水真珠のメリットです。
普段使いに便利な淡水真珠
何十万円もするアコヤ真珠のネックレスなどを普段使いにするには抵抗を感じる人も多いですよね。
結婚式など大切なシーンで使う分には華やかでよいですが、普段使いでも真珠ネックレスを気軽につけたいと思う人も多いです。
この点で淡水真珠のネックレスであれば大切なシーンでも使えますし、普段深いとして両方で活用できます。
淡水真珠は汗に強く真珠が劣化する心配もアコヤ真珠ほどはありません。
このように淡水真珠はフォーマルから普段使いまでお手頃&お手軽に使える便利な真珠なのです。
パールの買取額を左右するポイント
パールと一口に言っても種類は豊富でその種類などによって買取額も変わってきます。
買取額が上がるポイントの例をいくつか挙げると、
■形
ラウンド型のパールの需要が一般的に一番大きく、真円形に近いものほど買取額が上がりやすくなります。
ドロップ型など特徴的な形の真珠も人気が高くなっています。
■サイズ
直系が9mmを超すパールは採取が困難なので、希少性も高く直径10mmを超えるのパールは買取額が高くなります。
■カラー
カラーはさまざまですが、それぞれのカラーで需要が変わります。
もっとも買取額が高くなる黒蝶真珠はピーコックカラーで、アコヤならピンクに近いホワイトが人気です。
ゴールドやピンクは一般的に希少価値が高いので買取額も期待できます。
■テリ
テリと呼ばれるパール特有の光沢は、真珠層の厚さや均一性、透明度などで評価はかなり違い買取額も変わります。
いかがでしたでしょうか?
淡水真珠の基礎知識と買取のポイントについてご紹介してまいりましたが、もし淡水真珠や他の宝石で買取査定をご希望でしたらオージュまでお問合せください!