マベ真珠を買取のポイントとは?
マベ真珠は昔、「幻の真珠」と呼ばれたこともあるほど買取額が期待できる真珠の種類です。
ここではそんなマベ真珠を見てみましょう!
・マベ真珠とその名の由来
・マベ真珠の色
・マベ真珠の品質
・サイズと買取額
・テリと買取価格
・マベ真珠の生産地と買取額
・真珠の買取価格を決めるポイント
マベ真珠とその名の由来
マベパール(マベ真珠)はマベ貝という母貝からできる真珠で生息数は少ないですが、TASAKIが人工採苗技術を1970年に確立し、母貝養殖が可能になりました。
マベパールの母貝のマベの学名は「プテリア・ペンギン」で、プテリアは「翼」をギリシャ語で意味することから学名は「ペンギン鳥の翼」となっています。
マベを広げた形がペンギンが翼を広げた形に似ていることから由来すると言われています。
マベ真珠の色
マベ真珠はツヤのある、
- ブルー
- メタリックゴールド
- ピンク
- グリーン
など、ナチュラルカラーが豊富でパールの表面に浮いて見える干渉色と真珠層が含む色素で決まる実体色があります。
干渉色が強いものは「虹色の輝き」と評価が高くなります。
マベ真珠の品質
マベ真珠のキメ細かさは白蝶貝や黒蝶貝、アコヤ貝と比較しても色彩とツヤが良く最高品質とされています。
他の真珠と違い、マベ貝の内側に直接、半円の核を挿入しその核が真珠層で覆われて生成される半円形が特徴とされています。
激しい潮流内で生息しているので、筋肉質で核を包み込む組織のゆとりがなく、核を挿入しても体外に出してしまうので、核を貝殻の内側に接着させ体外に出さないように養殖されます。
これにより、核も接着しやすい形状となり真珠も半円になります。
その他にも
- ドロップ形
- ハート形
- オーバル型
など、様々な形状の真珠をつくることが可能です。
サイズと買取額
マベ真珠は、一般的に安定生産が困難とされる0mm以上のサイズを半円ですが作ることが可能です。
半円形はサイズ幅が広く、10mm~30mmの大粒サイズまでできますが、サイズが大きいほど生産が困難になり、それだけ大きいものは買取額も上がる傾向にあります。
マベ真珠のテリと買取価格
テリは真珠の輝きを指しますが、マベ真珠は真珠層を構成する最小単位の結晶がどれだけ規則正しく並んでいるかで買取額も変わります。
マベ真珠は真珠の中でも結晶が薄く、この薄い結晶が規則正しく並ぶことでマベ真珠独特の強いテリがでます。
キリッとした強いテリを放つものが人気、評価、買取額も高くなります。
マベ真珠の生産地と買取額
マベ貝は日本では奄美大島から沖縄にかけて、世界の熱帯、亜熱帯海域に生息していています。
潮流の速いところに生息しているので天然貝の採取は難しく、また色艶のよいマベ真珠は流通量も多くはありません。
ただ、分布の北限と言われる奄美大島は、三浦湾がマベ貝に適している温暖で新鮮な潮流で養殖に良いな環境なので、奄美大島のマベ真珠は虹色に輝く真珠層を持ち、その品質も高くなります。
真珠の買取価格を決めるポイント
真珠と一口にいっても、種類が豊富でその種類で買取額も違います。
買取価格の高くなるポイントの例をいくつかみてみましょう。
■サイズ
直系が9mmオーバーのパールは採取が難しく、希少性も高くなります。
直径10mmを超える真珠は買取額がかなり高くなります。
■形
ラウンド型のパールの需要が一般的にもっともあり、真円形に近い真珠ほど買取額も上がりやすくなります。
最近はドロップ型など、形が特徴的な真珠も人気が高くなっています。
■テリ
パール特有の光沢は「テリ」と呼ばれ、真珠層の厚さ・均一性・透明度などでテリの評価は変わり、買取額も異なります。
■カラー
カラーバリエーションは豊富ですが、それぞれのカラーの需要も異なります。
もっとも買取額が高くなる黒蝶真珠はピーコックカラーで、アコヤであればピンクに近いホワイトが人気です。
一般的にゴールドやピンクは希少価値が高いので買取額も高くなりやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
マベ真珠の買取についてご紹介してまいりましたが、もしマベ真珠や他の宝石の買取査定をご希望でしたらオージュまでお問い合わせください!