サファイアは伝統的にサムシングブルーと紐づけられ、ブライダルジュエリーとしても人気の宝石です。今やリングにネックレス、宝飾品のヒロインとして欠かせない宝石ですが、ここではサファイアの特色、品質基準と値段、相場から、その面白いエピソードをお話していきます。サファイアに覗く世界、それは内包のシルキー以上に密で濃厚なロマンが詰まっていました。

カラーバラエティー豊富なサファイアは相場価値、人気も高い!

ルビーの指輪というリングを題材にした有名なお歌がありますが、サファイアはというと……。あまり思いつきません。しかしながらサファイアはサファイアなりに、その価値、値段を凌ぐロマンティック、ファンシーな世界で彩られています。

今回は包括的なサファイアの宝石としての色や産地の違いから、その価値、相場を判断する上の基準までを解説していくので、お手元のリング、ピアスにネックレスなどのサファイアジュエリーを愛でるきっかけになれば幸いです。

サファイアの特徴

群青色、またはスカイブルー、青の形容はそれこそ多種多様ですが、サファイアは赤色宝石の代表格であるルビーと同族のコランダムに属し、硬度も9とダイヤモンドに次ぐ硬さを誇ります。サファイアとルビーが同じ特徴を持つ鉱物だということは、既に18世紀の後半には判明していました。

ルビーとサファイア、赤と青の色の違いを分かつのは、前者がクロム由来の発色要因ですがサファイアの場合は鉄とチタンイオンの電荷移動により青色を呈するようになるのです。

サファイアは含有する鉄イオンの濃度が高いほど、その色合いも濃くなりますが、まるでビロードを思わせる深くコックリとした青色のサファイアは非常に価値、値段が高く、高級メゾンのリングなどに好んで加工されます。

なおコランダムは赤色のルビー以外はサファイアと定義され、青い場合はブルーを省きサファイアと呼ばれ、その他の色は各々の色名の後にサファイアが付きます。これらの赤と青以外のサファイアをファンシーサファイアと呼んでいます。勿論ホワイト、ブラックサファイアも存在していますよ。

産出場所

サファイアの産出場所は、主にミャンマー、スリランカ、カンボジアはパイリン産、インドとパキスタン国境にあるカシミール産、マダガスカルにオーストラリアなど様々な国から産出されます。どの宝石でも同様ですが色が薄かったり、灰色がかったり、黒味が強い場合は値段が抑えられ、その相場価値が下がります。

内包物や色合いの差でプロの鑑定士はどの国で産出されたのかを判断しますが、特にカシミール産のサファイアの色は極上であり、ルチルによるシルク状インクルージョンがゆえ若干白みがある濃厚なブルーが特徴です。

このカシミール産サファイアの色合いはサファイアの王様としての色、つまりコーンフラワーブルーと形容され多くの人々を魅了しますが、その相場価値はおのずと高まります。

またミャンマーのサファイアも深い青色が特徴で、非常に多くのルビーと共に極々少数の質が高い大粒のサファイアが産出されます。ミャンマー産の特に美しいサファイアはリングなど宝飾品加工に映え、それらをロイヤルブルーと呼び、吸い込まれるような値段と色合いが自慢です。

今話題のモンタナサファイアとは?

アメリカのモンタナ州のヨーゴ渓谷でも19世紀後半からサファイアが多く産出していますが、特に淡い色合いが人気です。アンティークやビンテージのリングやブローチなどにもモンタナサファイアがセットされたものは少なくなくありません。

特徴として色むらが少ない青~紫系の宝石が多く、なおかつノーヒーティングの石がほとんど、サファイアに多く見られるルチルのインクルージョンが見られないことは他の産地と大きく異なります。また大粒のカラットは殆どなく、小さな宝石としてカットされます。

鉱山での採掘が難しく採算が取れない為、長年開発と閉山を繰り返してきたモンタナサファイア。ミャンマー産ともカシミール産とも異なるタイプのサファイアですが、近年値段、相場に人気、リングなどの宝飾加工に需要が出ている注目の産地なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

サファイアの伝説とロマン溢れるエンゲージリングのお話

値段、希少価値だけでなくリング等の宝飾品加工として欠かせないサファイア、その美しい青色は値段を超越した魅力を兼ね備えています。ここでは宝石が持つ伝承やエピソードをお話していくので、ぜひこちらも読んでみてくださいね!

美少年の名を持つサファイア

宝石というものは興味深いもので、到底現代では考えられない面白おかしい伝説や言い伝えが時代時代に存在し、それを信じて宝石の相場価値以上にそれらを愛でていたということです。今でいうプチプラの値段で購入できるパワーストーンと同様の価値観でしょうか?

さてサファイアも例に漏れませんが、非常にロマンティックな伝承が多く伝わります。その中で特に目を引くのがサファイアの相場価値ではなく、その色合いの美しさを表わした伝説です。

プリニウスの博物誌ではサファイアがヒアシンサスという名前で登録されており、太陽神アポロンに愛された美少年の名前に起因するそう。ヒアシンサスはあまりの端正な美少年であったため、西風のゼフィルスにも好意を持たれていました。

しかしながらヒアシンサスはアポロンと円盤投げをしていた最中に、嫉妬に狂ったゼフィルスにより風を操られ円盤がヒアシンサスに当ってしまいます。その結果ヒアシンサスは亡くなってしまうのですが、その場に流れた血が自生していた花を青く染めたそうです。

サファイアの深い青が、この美少年の死に関連付けられるとは何とも興味深いところ。勿論単なる伝説ではありますが、神話の中のBL小説を覗くような展開にドキッとしてしまいそうですね。

ダイアナ妃とサファイアリング

サファイアのリングやルースを毒蛇に近づけると、それらが持つ毒を消してしまう……、またまた出ましたの化学的検証の裏付けがない効能なども比較的豊かなサファイア。しかしそんな懐疑的な効能、効果と異なり、真実の愛を形容する価値ある宝石としてもサファイアは人気です。

皆さんもピンと来たことでしょう、そうサファイアのあのリングを思い出しますね。質のよい価値のサファイアを取り巻きのダイヤモンドでゾロリと囲んだあのエンゲージリング、ブライダルジュエリー業界にサファイアリング熱を落とし込んだあのリング。

値段が付けられないような王家の宝石を使用したものではなく、一メゾンであるガラードが制作したカタログジュエリーのリングは、英国王室にとっても異例の婚約指輪でした。

12カラットを超えるサファイアの値段相場は高いものだと推測されますが、約6万$を支払えばだれでも購入できるそんな感覚は王室内でネガティブに捉われたといいます。勿論イギリスにもサムシングフォーの一つとして、結婚式には青い何かを身に着ける伝統がありますからサファイアの婚約リングは正解だったのかもしれません。

庶民派と呼ばれたダイアナ妃が選んだカタログジュエリーのサファイアリング。女性の社会進出や地位向上など、彼女なりの強い信念が敢えて王室伝来の希少価値、相場のある宝石、リングを排除させたのかもしれませんね。なおこちらのサファイアリングは現在キャサリン妃の左薬指に輝くと共に、現在も名門ジュエラーガラードでは同じカタログリングを購入可能です。

サファイアの相場、値段と品質基準要素まとめ!

サファイアのリングの値段、ファセット、カボションカットのルースの価値は果たしてどうして決まるのか?ここでは気になるサファイアの買取価格、資産価値にフォーカスしてその評価要素を考えていきたいと思います。

カラーとクラリティーが値段、相場をきめる?

最も大切なサファイアの相場価値を決める品質要素、それはカラーです。ルビーと比べて若干ですがその透明度、つまりクラリティーは良いのですが、やはりルチルやフィンガープリントなどの細かなインクルージョンはあります。

つまり資産価値に買取価格が高くつく色のサファイアは、色ムラがなく均一な青であること、そして濃すぎず薄すぎないもの。ピンと来ませんが、青色の相対平均よりも若干濃いブルーが小売値段、資産価値が高まると考えていいでしょう。

ファンシーカラー、パパラチヤサファイアの希少価値

色が均一で、暗すぎず、薄すぎない色合いのサファイアが高く評価されその相場、値段も向上すると説明しましたが、その方程式はオレンジ、イエローやピンクなどのファンシーカラーサファイアにも同様に適応されます。

ファンシーカラーサファイアは日本でも人気が高く虹色のようなグラデーションカラーのリング、ネックレス、ブレスレットなどに加工するとそれは美しいさまを見せるようになります。最近はカラーダイヤモンドとファンシーカラーサファイアを組み合わせたリングなども見かけます。

またパパラチヤサファイアはファンシーカラーの中でも一番相場価格が高く、人気がある色の宝石です。ロータスの花を意味するパパラチヤ、それが見せる色はピンク色を帯びたオレンジ色と言えばいいでしょうか。するめのような味わい、奥深いカラーを持ち、サーモンピンクとも形容されますが、鑑定でもなかなかパパラチヤ判定が出ずにヤキモキする業者は少なくありません。

なおファンシーカラーサファイアも彩度が高い宝石がリングなどの宝飾品加工に適しているだけでなく、その資産価値も高くなります。

カラーチェンジサファイアの色と相場

サファイアの中でも特にレアなのがカラーチェンジサファイアです。要するにアレキサンドライト、カラーチェンジガーネット同様に蛍光灯下、白熱灯下で見せるカラーが異なり、コランダム界隈に新しい風を吹かせた風雲児と言えます。ただしアレキサンドライトのようなキリッとしたカラーチェンジはなく、多くの石で加熱処理がされています。

カラーチェンジの理由を別角度で光源を当てることで見える多色性とすることもできますが、鉄、チタンに加えてバナジウムの含有量の個体差によりカラーチェンジを見せる宝石も少なからずあります。しかしこれらは非常にレアなのでその相場価値、値段が高いことは言うまでもありません。まさに玄人向けの価値あるスペシャルサファイアです。

ゴールドシーンサファイアとは?

カラーチェンジサファイア以上にレアで相場価値、値段が高いといわれているのが、2010年頃ケニアで発見された新種のゴールドシーンサファイアです。石沼界隈または宝石の値段という糸目をつけないコレクター、セレブ以外ではあまり知名度がないタイプのサファイアですが、非常に独創的で一つの世界観を構成しています。

ゴールドシーンサファイアとは内包物として微細なヘマタイト、イルメナイトなどを多量に含む、黄金色に輝く透明~不透明のサファイアのことで、インクルージョンがなす金色光沢は唯一無二の存在価値を誇ります。

通常加熱処理は行われず、カボションに研磨されリングやネックレスなどに加工される他、ルースとして楽しむ方も少なくありません。ただし最近はローズカットなどのファセットを施したものも、リングなどの宝飾品映えを考慮してカットされています。

青みが強い石、黄金部分にチラチラブルーが覗く石、それぞれ個性的ですが、小売りの値段はやはり高騰しており、あまりクオリティーが高くなくとも、1カラット当たり800$~1200$程度で取引されています。勿論ピンキリはありますが、クオリティーの高い石はリングなどの宝飾品としてだけでなく、資産価値がある投機対象にもなっています。

サファイアの人為処理

サファイアにおける処理に関しても、その値段を左右する要素になる為、いくら色を改善し審美性が高くなるといっても、その処理の程度は大切な価値基準要素です。まず多くのサファイアで見られる人為処理は色の改善、シルクインクルージョンをなくす為の加熱処理。

スリランカにはギウダと呼ばれる濁った白色のサファイアが多く産出しますが、それらは加熱することでリングなどの宝飾品に加工可能なレベルの美しさを引き出します。

また鉛ガラスやビスマス、エポキシ樹脂などによる含浸処理や放射線処理も見られますが、熱処理時にチタンやクロムを付加することで色を浸透させる拡散処理も増えてきました。最近はベリリウム拡散によるサファイアが多くなり、特にパパラチヤサファイアに多くこの処理が施されるようになりました。

加熱処理と異なり拡散処理を行ったサファイアの相場、値段は低くなる為、特に美しい色合い、インクルージョンを感じさせないサファイア(特にパパラチヤサファイア)を見かけた際は鑑別書の有無が命取りになる場合があるので覚えておきましょう。

模造石と合成石の存在

ルビー、サファイアなどは合成石が多く、ベルヌーイ法、フラックス法に水熱法などそれは多種多様の手順方法による希少価値がない合成コランダムが多く製造されています。日本だけにとどまらず合成スピネルや合成サファイアはリングやブレスレット、ネックレスにも多用されました。 また合成でもスターサファイア、カラーチェンジサファイアを製造することは可能です。

サファイア相場価格、買取相場はどれくらい?

サファイアも色、透明度にカラット、インクルージョンに人為処理の程度など様々な点を考慮してその値段価値が決まります。相場を出すのは難しいですが1カラット当たり20$~10000$を超えるものまで様々。

ただし色味に鮮やかさがあり、なおかつ重度の処理がされていない宝石は、1カラット当たり800$~1200$あたりの水準で取引されます。サファイアは1カラット越えのものも決してレアではありませんが、質の高い3カラット以上のサファイアはその希少価値、相場がグンと上がり値段が高くなります。さらにノーヒートサファイアでカシミール産のサファイアなら尚更でしょう。

なおパパラチヤサファイアは英国王室のユージェニー王女の婚約指輪としてメディアを騒がせましたが、ここ数年その存在感に人気は急増しており、持ち運び資産としての価値も向上していきそうです。参考としてパパラチヤサファイアの1カラット当たりの値段ですが、クオリティーの低いものでも1000$~2000$はくだらない価値を持っていることも付け加えておきましょう。

まとめ

今回はサファイアの特徴を包括的に解説していきました。一言でサファイアと言っても、ブルーサファイアにファンシーカラーの石まで様々なので、リングなどへの加工にも非常に優秀な宝石と言えます。

近年のサファイア人気、値段は著名人や王室関係者のブライダルリングであったり、レッドカーペットを歩く際のリング、ネックレスを含むジュエリーにも大きく影響され高価な相場を維持しています。

ただしその人気と裏腹に合成サファイアや買取値段が付かないようなトリートメントを施された宝石も多いので、サファイアを購入の場合も今回検証した品質要素をよく把握した上で予算に合わせた価値を持つ石を上手に選んでくださいね。

オージュ地図

オージュへのルート

JR東日本の藤沢駅北口改札を出てすぐ左のルミネ2Fを通り抜けて、さいか屋方面にでましたら、ファミリーマートやマクドナルドがあるほうに降りていただき、商店街の通りを歩いていくとダイエー、ブックオフが見えてきます。そこからさらに歩いていただくとラーメン花月の看板が見えます。その看板手前のマンションの1Fになります。少し奥まっているので通り過ぎないよう左を意識して見てください。

車でお越しのお客様

当店専用の駐車場が無いためお近くのコインパーキングに駐車をお願い致します。

店舗情報

店舗名「オージュ」

法人名:株式会社 湘南 i (ショウナンアイ)

〒251-0052

神奈川県藤沢市藤沢968-1-102

電話番号:0466-29-8288

営業時間:10:30-18:00 定休日:水・日・祝

オージュ外観

法人・個人事業者様・藤沢市以外の買取り大歓迎

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