シンプルな装いでも大きな石のリングを身につければ、ファッションのアクセントになりますね。また最近はメンズラインの幅も広がり、男性でも楽しめるジュエリーも増えています。ジュエリーを身につける理由は人それぞれですが、今回はあえてファッションと言う観点ではなく、運気アップ!やお守り代わりとして楽しめるジュエリーをご紹介したいと思います。

ジュエリーには不思議な力があるの?それとも思いこみ?お守りジュエリー特集

例えばおばあさまから譲られたジュエリーには、歴史の重み以上に、柔らかで暖かいオーラを感じるもの。それはもうジュエリーの価値だけでなく、自分を守ってくれる1つのツールとして毎日身につけていたいものです。

この手の話しはやはり昔から存在していて、代々受け継がれるジュエリ-だけでなく、それこそ曰くつきのジュエリ-など、その1つ1つに不思議な逸話が残っているものなんです。

ジュエリーにはよくも悪くも言い伝えや伝説があるから面白い!

ジュエリーって本当に面白いなあ!と関心するのが、そのバックグラウンドにある物語。ジュエリーに限らず不思議な現象や伝説が残されている事象は少なくありません。しかしその中でも宝石は、しばし人のココロや情が篭もりやすいと言われています。以前に書いたコラムで曰くつきのジュエリーを紹介しましたが、呪われている(と言われている)ジュエリーや身につけると運気がUPする!(気がする)ジュエリーは多く報告されているのです。ここで少し箸休めに、幾つかの例をお話してみたいと思います。

失恋のココロを癒したガーネットリング

ある女性が人生を賭けた恋愛に破れたその日。(女性は全身全霊で恋愛に、全てをかけてしまうものなんです)そんな彼女を心配した友人が、ガーネットをあしらったアンティークリングをプレゼントしたそうです。何故にガーネット、そんな高い価値がある宝石でもないのに……と思われる方もいるかもしれません。しかしガーネットは古代からその深紅の色合いがもてはやされ、疫病を防ぐ為のお守りとして使われた程のパワーを誇っているのです。

その彼女、プレゼントされたアンティークリングを身につけて以降、意識をしている訳ではないのですが、なんだかポジティブにプライベートに仕事に奔走するようになったとか。単なる偶然か、それとも気の持ちようなんじゃないか!と言われればそれまでですが、彼女が立ち直るきっかけになったことは確かなようです。

古代ローマ、呪いのゴールドリング

トールキンの指輪物語の原型になったとも言われる指輪があります。シルウィアヌスの指輪と呼ばれるイギリスで発見された、古代ローマ時代まで遡るゴールドリング。非キリスト教者の持ち主が紛失して以降、盗んだとされているセニキアヌスに呪いが掛けられた曰くつきの指輪です。セニキアニスに対する呪いの言葉を刻んだ呪詛版も発見されており、オカルトマニアそしてトールキンファンには根強い人気を誇るジュエリーなのは言うまでもありません。

参考リンク http://www.nationaltrustimages.org.uk/search?term=Vyne+ring&sort=1

知ってた?お守りとして大人気のジュエリーTOP5

ここでは人気の高いお守りジュエリーをTOP5形式で紹介したいと思います。ブランド物もいいけれど、縁起を担げるそんなジュエリーで毎日自分を高められたら、とっても素敵だと思いませんか?

TOP1 トウガラシのジュエリー

これはもう有名所ですね。特にネックレスやキーホルダーとして多くの方を護符しているトウガラシジュエリー。何故にトウガラシがラッキーチャームと呼ばれるのでしょうか?カプサイシンの健康増進効果が認められたのは近年ですが、古来からトウガラシが持つ、劇的な辛さは魔除けとして珍重されてきました。唐辛子を多様する中国大陸でも人気の開運ジュエリーですが、イタリアでは唐辛子を動物の角(コルノといいます)と似せて、お守りアイテムとして人気を博しています。

特にD&Gではトウガラシモチーフのコルノジュエリーラインが豊富で、男性でも気軽に身につけられます!

参考リンク https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9/

TOP2 馬蹄型アクセサリー

特に欧州で人気の馬の蹄鉄がモチーフのアクセサリー。日本でもネックレスやリングなどに取り入れられ、ダイヤモンドで煌く馬蹄リングは年代問わず人気のアイテムになっています。この馬蹄のU字ラインが悪い気を受け止めると言われたり、悪さばかりをする悪魔を馬蹄で拘束した!など様々な逸話が欧州各国に転がっているのです。

ちょっと唐辛子はな~……という方、シックに胸元・指元を飾れる馬蹄ジュエリ-で念を架けるなんていうのも素敵じゃないですか?またアメリカでも不幸を受け止め、運気を上昇させるジュエリ-として人気が高いんですよ!馬車がシンボルマークのエルメスでは、特に馬蹄ジュエリ-が大人気でなかなか手に入れられないレアジュエリ-としても有名です。

参考リンク https://www.buyma.com/item/16594595/

TOP3 トロールビーズ

トロールビーズを知っている方は、北欧ラブの方が多いのかもしれませんね。今やイケアで家具を買うのがトレンド(?)になっていますが、トロールビーズはスウェーデンではなくデンマーク生まれのカスタマイズジュエリ-です。神話に動物、おとぎ話に星占い……色んな要素をビーズの形でチョイス出来るブレスレットは、唯一無二のオリジナルジュエリ-として楽しめる!と女性のココロを鷲掴み。

シルバーだけでなくゴールドに様々な貴石をあしらったビーズで、あなただけの幸運のシンボルを見つけて、毎日を楽しくそして可愛く過ごしましょ。流石北欧価格!と言えるプライスにギョギョッとしてしまいますが、世界に1つのジュエリ-と思えば、納得価格なのかもしれません。

参考リンク http://www.trollbeads.com/ja-jp/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88%EF%BC%88%E8%A3%BD%E5%93%81%EF%BC%89/

TOP4 13モチーフのジュエリー

あなたのラッキナンバーは?と問われたら大抵の人はラッキーセブンを挙げると思います。国によって数字が持つ意味合いも大きく異なりますが、日本でも13日の金曜日と聞くとポジティブな印象は皆無。古くはキリストが処刑されたのが13日の金曜日であったとか、裏切り者ユダが13番目に晩餐についたから!という理由で避けられる数字でもあります。

世界共通に見えるアンラッキーナンバー13でありますが、実はイタリアでは大人気のラッキーナンバーなんです。イタリアはバチカンを抱えるカトリック国なのに……と矛盾を感じますが、彼らは13日に宝くじを購入したりと、なにかと13に縁起を担いで生活をしています。

13をモチーフにしたアクセサリーはそこまで多くありませんが、ふと13ナンバーのジュエリーを見つけた時は衝動買いをオススメいたします。

TOP5 アンティークPOSYリング

アンティークジュエリ-を婚約指輪として送る人が多いように、お守り代わりとしてアンティークリングを肌身離さず身に付ける人も少なくありません。世代を超えて受け継がれるのは、その時代時代に生きた人々の文化・風俗であったり、金細工職人の伊吹であったり……特にお守り代わりとして多様されるのは15~18世紀にイギリス、フランスで人気が高かったPOSYリングです。

言葉が刻まれたシンプルなリングですが、ラテン語・フランス語に古英語でしばしば書かれた碑文はラブメッセージだけではなく、人生のモットーであったり、イエスを敬う言葉達であったり……自分が探している言葉に出会う確率は少ないですが、これぞ!と思うPOSYリングを見つけた時こそ、それはきっと運命の出会いなのかもしれません。

参考リンク http://www.peterszuhay.com/?s=posy+ring&scat=0&sa=Search

お守りジュエリーを選ぶ時の注意点

幾つかラッキーチャームとして人気のジュエリ-を紹介してきました。神社でお守りを選ぶ感覚で購入出来る物から、ハイブランドのジュエリ-までありますが、ここではラッキーチャームを選ぶ上で意識すべきことについてお話したいと思います。

直感を信じ、値段を意識しすぎない勇気

ティファニー、ブルガリにヴァンクリーフ・アーペル……世の中にハイブランドと形容される高級ジュエリ-にも、多くのラッキーチャーム製品がズラリ。可愛いし、成熟した私にもピッタリ!だけど清水から数回飛び降りなければ買えないプライスに驚愕!というパターンは少なくありません。

ラッキーチャームとカタカナ英語で書くと安っぽく聞こえますが、本当の意味で自分を守ってくれるジュエリ-を発掘すること。それは生涯の伴侶選びに似ています。例え値段に後ずさりをしたとしても、直感というベクトルがココロに突き刺さった時。その瞬間にあなたとジュエリ-のココロが、リンクしていくものなんです。目安として自分の年齡かける2~3倍までは、1つの投資としてジュエリーを購入する価値があると考えていいでしょう。

石言葉、誕生石に振り回されない

私の誕生月は10月だからオパール!お金を貯めたいからキャッツアイもしくはシトリンが私の護符!石言葉や誕生石を意識してラッキーチャームを選ぶのも乙。しかしあくまで宝石の価値をバックアップするサイドストーリーに過ぎません。あまり自身の誕生石やパワーストーンに重きを置いてしまうと、芸術として、ジュエリ-としての魅力よりスピリチュアル系に足を踏み入れてしまいがち。

宝石は全身全霊を注ぎ他力本願を祈るツールではありません!あくまで1つのファッション、自分のお気に入りジュエリ-の1つとして、愛着を抱いて大切に出来るものをチョイスしましょう。

ジュエリー選びはシンプルに、そして幅広い選択肢を

ジュエリ-は使い分けが大切です。冠婚葬祭用、気分転換用、またはシンプルに日常使い出来るタイプ。お守りとして身に付けるジュエリ-はそのデザインも大切ですが、やはり家事に仕事に負担をかけないシンプルなタイプを選びましょう。単調に思えるバンドも金属の煌きや摩擦具合で、そのジュエリ-の魅力は大きく広がります。現代のブランドは遊び心があるものも多いですが、ヴィンテージ・アンティークまで選択の幅を広げてみる。そんなジュエリ-選びの工夫が、この世で唯一のラッキージュエリーを見つけるコツにもなってくるんです。

まとめ

今回は自分自身の分身とも言える、お守り代わりになるジュエリ-についてまとめてみました。私自身もゴールドの指輪をお守りとして身につけています。それぞれジュエリーに架ける思いは違えど、こうして毎日身に付けることが出来る!そんな小さな幸せこそが、幸運を呼ぶ種になっていくのでしょうね!

最後に1つだけ!しばし雑誌の広告で見かける様な類のパワージュエリ-は、どちらかというと霊感商法寄り……ココロが暗闇に迷い込んでしまう時には、これらが語り枯れる甘い宣伝文句に流されてしまいがちです。しかし人生の酸いや甘いは、これらのパワージュエリ-に依存して決まる訳ではありません。そのことも忘れないでくださいね!純粋にジュエリ-の魅力を楽しみましょう。