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ハワイアンジュエリーの意味とは?(歴史)

全てのジュエリーやアクセサリーに意味があるように、ハワイアンジュエリーにも歴史や意味があります。また、意味がないように思えるジュエリーも、自分たちで意味を持たせれば、そのアクセサリーはかけがえのないものになります。ハワイアンジュエリーがかねてから持つ意味を知りましょう。そしてあなたがこれから手にするかもしれないハワイアンジュエリーに、あなただけの意味を持たせましょう。

ハワイアンジュエリーの歴史

ハワイアンジュエリーの歴史を紐解くために、1800年代に遡ります。1887年、ハワイのカピオラニ女王とリリウロカラニ妃は、イギリスのビクトリア女王の戴冠50周年式典に参列し、ビクトリア女王からジュエリーを贈られました。そのジュエリーはバングルブレスレットで、これがハワイアンジュエリーの起源と言われています。純金に女王の名前が彫られたデザイン、それはハワイの女王とイギリスの女王の友好の証。カピオラニ女王はこれに深い感銘を受けたと言われています。

ハワイアンジュエリーバングル

文字から、モチーフへ〜ハワイアンジュエリーの彫刻

ハワイアンジュエリーの起源は、ブレスレットに文字が彫られたものでした。しかし時を経て、様々なモチーフが彫られるようになります。昔から彫り続けられているのは文字に加え、花や植物たちです。真っ赤で大きな花弁が有名なハイビスカスの花、プルメリアの花、マイレというつる性の植物は昔から、そして今も彫られ続けています。ハワイに昔からあり今も愛される花や植物と、文字。この組み合わせが基本的なハワイアンジュエリーのモチーフと言えるでしょう。

ハワイアンジュエリーの意味

イギリスの女王がハワイの女王に送ったことが起源のハワイアンジュエリー。現在のハワイアンジュエリーにはどのような意味があるのでしょうか?
時代を経てハワイでは、人生の節目にハワイアンジュエリーを贈るようになりました。女性のライフイベントにはどのようなことがあるでしょう。何度かの入学や卒業、結婚や出産でしょうか。こういった節目の贈り物にハワイアンジュエリーが選ばれるようになりました。
もちろん男性へも節目にハワイアンジュエリーを贈ることはあります。金を掘った結婚指輪やバングル以外には、魚の骨を使ったネックレスなどは、むしろ男性が身につけます。

結婚指輪に使われることの多いモチーフ

ハワイアンジュエリーの彫刻には多くの種類があります。模様・柄は、植物や花だけではありません。ここでは主に婚約・結婚指輪で人気の柄を紹介します。

スクロールとは、つまり波のことを表します。英語でscrollと言っても、意味は波ではありません。「繰り返す」という意味です。この言葉、なんだか聞き覚えがありませんか?そうです、パソコンの操作で、画面をくるくると動かすことを「スクロールする」という表現をしますよね。海に囲まれたハワイの砂浜に寄せては返す波のことを、ハワイアンジュエリーではスクロール模様と言います。スクロール模様には、良いことがいつまでも繰り返されるよう願いを込めることができます。ハワイでは波のことを「ナル」とも呼びます。

ハイビスカスは、太陽の下で明るい発色の花を咲かせることから、日差しという意味を持ちます。大変元気な印象を与える花ですが、花の命が短く儚いことから「繊細な美しさ」という意味も持ち合わせます。丁寧に慎重に美しく生活したい方は、ハイビスカスモチーフを選ぶといいかもしれませんね。

プルメリアの花は、ハワイだけでなく熱帯地域でよく見られる、白い花弁の花です。白くやや肉厚の花弁に、花の中心から放射状にほんのりと黄色やオレンジ、ピンクなどの色がうっすらと広がる美しい花です。ハイビスカスのはっきりとした発色と対照的であるとも言えます。プルメリアの花は愛という意味を持ちます。

マイレという植物はハワイの在来種のつる性の植物で、古来からあります。平和や縁結びの意味があり、ハワイでの結婚式や特別な表彰式などで使われます。夫婦2人を永遠に結びつける結婚にふさわしいと考える人も多く、ハワイアンジュエリーの結婚指輪に人気のモチーフです。

ハワイアンジュエリー掘りモチーフ

ハワイアンジュエリーで人気のモチーフ

ここではハワイアンジュエリーの中でも一般的に人気な、婚約・結婚に限らないカジュアルなモチーフを紹介します。

ハートのモチーフは、アロハ=Aloha、という言葉になぞらえられることが多いようです。ハートのモチーフの名称や使い方はブランドによりますが、ハワイアンジュエリーでも人気の柄です。
クジラは、クジラの尻尾がアクセサリーのモチーフとして使われます。ハワイではクジラに出会えるとラッキーだと言われていることから、幸運や強運の象徴とされます。

イルカは、海の使者と考えられ、遊び心、調和、友情の象徴とされています。

ウミガメはハワイで「ホヌ」と呼ばれます。日本の人気アニメのキャラクターに「亀仙人」という人がいますが、亀は仙人のように長生きする生き物です。そのためハワイアンジュエリーのウミガメの柄は、長寿や幸運、持久力の象徴とされています。

貝は、二枚貝や巻貝など、ブランドやメーカーによって使われるモチーフです。貝は昔、通貨として使われていたことから、富や繁栄の象徴とされています。

クロス(十字架)も使われます。ハワイ州はアメリカ、アメリカはキリスト教徒の多い国です。例に漏れずハワイ州もキリスト教徒が人口の約3割を占めますが、ハワイアンジュエリーで使われるクロスは必ずしもキリスト教などの宗教のクロスと同じものとは限りません。ハワイ文化におけるクロスは、ハワイの島々に集まった異なる部族の人々の波打ち線と考えられ、バランスとハーモニー(調和)のイメージです。

モンステラは、特徴的な形の葉を持つ、逞しい植物です。日本でも観葉植物として人気の品種で、「水が湧き出る」という意味があります。ハワイは海に囲まれ水が豊かな土地ですが、海水を飲料水にすることはできません。すなわち、湧き出る真水は豊かさの象徴です。モンステラの葉は繁栄や成長を表します。学業や仕事で成長したい方は、選ぶといいかもしれません。

魚の骨のフックも人気のモチーフです。繁栄、豊かさ、肥沃度、強さという力強い意味だけでなく、海への敬意を表しています。これはモチーフとして掘られることもあれば、実際に魚の骨が使われたり、サンゴなどが使われたりということもあります。ハワイ及びポリネシア文化圏が舞台のディズニー映画、「モアナと伝説の海」でも、重要なポジションを象徴しています。

日本の冠婚葬祭のシーンで使われる水引(みずひき)に意味があることはご存知ですか。蝶結び、結び切りなど、それぞれ意味を持って使われます。何度あっても嬉しいことは蝶結び、一度でいいことは結び切りの水引を選びます。

それと同じで、ハワイアンジュエリーに使われるモチーフにもそれぞれに意味があります。その中でもスタンダードなものを紹介しました。ここではあえて、バレル(樽)についての説明はしていません。バレルについては、別の記事で紹介します。

ハワイアンジュエリーの結婚指輪や婚約指輪に使うモチーフは、幸せや繁栄を象徴するモチーフを交えながらも、カップルそれぞれの意味を込めて自由に選んでくださいね。

古川 絵理
四年制大学を卒業後、東証一部上場企業に入社し約6年勤務。転職し、翻訳会社で約1年3ヶ月勤務後、現在はIT企業でグロースハック・編集・執筆の仕事をしています。福岡県の海辺の町で育ち、ハワイに行ったことがきっかけで最初の転職をし、こちらのお仕事も海が繋げてくれたご縁だと考えています。読書・映画観賞・美術館博物館巡り・料理を作りながらお酒を飲むこと・食べること・砂浜の波打ち際を裸足で歩くことが好きです。
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