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婚約指輪を見せてプロポーズ

オージュ藤沢店

婚約指輪はダイヤが命?指輪選びの前に知っておきたい歴史と面白エピソード 2017年7月23日

結婚が人生の節目になることは言うまでもなく……愛する伴侶を見つけた喜びは、何事にも変えることは出来ません。そんな究極の愛の証を指輪に託すのは、どの時代も同じはず。今回は知られざる婚約指輪の歴史、そして何故ダイヤモンドが使われるようになったのか?そんな気になる面白話しから、婚約指輪の魅力を紐解いていこうと思います。

婚約指輪にまつわる歴史とエピソード

婚約指輪っていつ頃から愛する人の指に収まっていたのでしょうか?悠久の愛の歴史にこそ、婚約指輪のファンタジーが溢れているのです。

実は深いんです、婚約指輪の歴史物語

婚約指輪の歴史を辿ってみると、2000年以上も昔の古代ローマ時代まで遡ります。当時婚約、結婚はいわゆる二人の間の契約であり、今のような恋愛結婚ではなく政略的な結婚が通常でした。男性から女性に送られる、まん丸な輪っかは装飾性がない鉄のリング……これが婚約指輪の始まりです。しかし始まりはシンプルでも時代を遡るにつれ、鉄からゴールドに形を変え女性に送られるようになりました。

15世紀になると宝石の研磨技術も改良され、ダイヤモンドだけでなく様々な宝石を婚約指輪に用いるようになります。例えば“神聖”を意味するサファイヤや、“情熱”の象徴であるルビーを配置した婚約指輪も人気でした。また中世は指輪というよりも、石が持つ“魔力”を信仰し、自分自身を守る役目として身に付ける傾向が強かったようです。

あなたは知ってた?婚約指輪と結婚指輪の違い

似たようで異なる婚約指輪と結婚指輪ですが、婚約指輪は婚約をした際に男性が女性に送る指輪を指します。反対に結婚指輪は結婚時に両者が交換する指輪のことを言い、マリッジリングとも言われますね。

婚約指輪は婚約の為の指輪であり、通常結婚指輪との兼用はしません。しかし昨今は予算の関係や好みもあり、婚約指輪と結婚指輪を兼用するカップルも増えてきています。大きな傾向として、ゴージャスなものではなく冠婚葬祭に身につけられるシンプルタイプが人気です。

【Posy】色々あるぞ!婚約指輪の種類【Fede】

婚約指輪は英語でEngagement ringもしくはBetrothal ringといいます。聞きなれない後者のリングは、しばし古来における政略的な意味合いを持ち、Engagement ringとは若干異なる時代背景があるのです。しかし“Engage”という単語自体も、”従事させる”という意味を持つ為、契約ありきの婚約という歴史の名残りを感じずにはいられませんが……むしろProposal ringとかの方が、しっくりくるのは私だけでしょうか?

さて私達の感覚では婚約指輪=ダイヤモンドという方程式が思い浮かびますが、実はとてもセンチメンタルな意味合いが込められているシンプルなリングも多いのです。

【Fede Ring】

Fede Ring とは握り合う手が古風なデザインの婚約指輪です。古代ローマ時代から婚約の際に用いられ、固く握られた両手が頑固な絆を表しています。Fede Ringと似たもので、友情を示すFriendship Ringやハートに王冠が乗ったCladdagh Ringも有名です。特にアイルランド発祥のCladdah Ringはスウェーデンのヴィクロリア王太后が身につけたことで話題を呼びました。

【【Posy Ring】

Posy Ringは中世の英国、フランスで愛する者が送った碑文が刻まれたラブリングです。

“Remember Me”

“Think on me”

“Be true in heart”

などセンチメンタルで愛おしいメッセージが刻まれています。14~16世紀には指輪の外側に刻まれたメッセージは、時を経るにつれ、内側に場所を移しました。きっと二人にしか分からない秘密の言葉で、愛を再確認していたのでしょうね。素敵です。

何故ダイヤモンドが二人のハートを繋ぐのか?

もはや婚約指輪の第一選択がダイヤモンドの指輪と言っても過言ではないでしょう。しかし何故ダイヤモンドが婚約指輪として使われるようになってきたのでしょうか?

昔の人もダイヤモンドの婚約指輪が欲しかった!

ダイヤモンドの煌きに理解が出来ない男性はきっと私を含めて多いはず……確かにキラキラ眩いけれど、どうしてそこまで女性のハートを掴むのでしょうか?世界各国それぞれの文化、価値観があって、婚約指輪もそのお国柄が反映されますが、やはりダイヤモンドの人気の高さは万国共通。

15世紀にハプスブルグ家のマクシミリアン大公とブルゴーニュ公女マリアが結婚する際に、初めてダイヤモンドの婚約指輪が送られたという記録が残っています。この頃からダイヤモンドは大層高価な宝石でしたが、その硬度の高さから“途切れない永遠の愛”を誓い合ったのです。しかし王族や貴族以外は手が出ないダイヤモンドの代わりとして、水晶やガラスを研磨したものを婚約指輪として送っていました。

日本にダイヤモンドがもたらされたのはいつ?

日本でダイヤモンドが婚約指輪に用いられるようになったのは、高度経済成長を謳歌した時代に遡ります。欧米の文化が流入し、上流階級の嗜好品でしかなかったダイヤモンドが婚約指輪として認知されたのは、他でもない宝飾品メーカーのマーケティング戦略の賜物でした。1888年創業のデビアス社が日本向けに打ち込んだ究極の宣伝文句がこちら。

“婚約指輪は給与3ヶ月分”

こんな素敵(迷惑)なコピーを流されたのなら、西洋文化に染まり始めた日本人がダイヤモンドの虜になってしまうのも頷けます!この頃から会社で働くサラリーマンはダイヤモンドの為に汗水流して、貯蓄していたと思うと感慨深いものがありますね。

私も欲しい!有名人の豪華絢爛婚約指輪を拝見

思わずため息が出てしまう婚約指輪があります。そんなセレブな婚約指輪を見ていると目の保養になるだけでなく、思わず自分がそのヒロインになった気分になってしまうから不思議です。

英国キャサリン妃

イギリスにこんな面白い言葉があります。

“Something four”

①何か古いもの

②何か新しいもの

③何か借りてきたもの

④何か青いもの

つまり結婚する時に、花嫁が幸せになる為の4つの魔法のようなもの。伝統と歴史が息づく英国に、英王室の未来を担うロイヤルファミリーがいます。そう言わずもがなウィリアム王子とキャサリン皇太子妃ですね!彼女の婚約指輪は、故ダイアナ妃が身につけていた12カラットのサファイヤのリング。ダイアナ妃由来のブルーに輝く婚約指輪は、こんな“Something four”に願いを掛けてウィリアム王子が選んだのでしょうか。まさにプライスレス!

アメリカ大統領夫人メラニアさん

まさかのトランプ大統領誕生の影にあの人あり!しかし娘さんじゃなくて、今回はメラニア夫人にクローズアップです。あまり表立った存在感がない彼女ですが、やっぱり億万長者の妻の婚約指輪も凄かった!グラフ社の大きなダイヤモンドがあしらわれたリングは、3億円以上とも言われています。

しかし12カラットを上回ると言われる婚約指輪も、もはやハリウッドの中ではミニサイズなのでしょう……

小林麻央さん

日本中が涙した小林麻央さん崩御のニュース……その溢れんばかりの慈愛と笑顔に隠された愛は、婚約指輪からも溢れてきます。COLANY社製の婚約指輪は、市川海老蔵さんデザイン、3.3Cのダイヤモンドがあしらわれたリング。ゴージャスさと知名度だけに頼ることなく、Made in Japanの匠さと、ダイヤモンドの永久不滅の輝きが眩しい!それはまるで歌舞伎と言う日本の伝統芸能に、どこか似ているものがあります。

婚約指輪の選び方と相場は?

婚約期間だけに囚われず、結婚してからも重ねづけして楽しめる、それが現代の婚約指輪の流行りでもあります。たかが婚約指輪、されど婚約指輪、あなたはどんな婚約指輪をチョイスしますか?

婚約指輪の平均予算はどれ位?人気のデザインは?

婚約指輪のチョイスに流行が関係ナイと言えば嘘になります。一般論として結婚指輪は使いやすさを考慮して、石も控えめなタイプが大多数!その為婚約指輪は、着け心地よりも大きな宝石をあしらった豪奢なリングが人気です。またダイヤモンドだけでなく、誕生石をあしらった婚約指輪も大人気!婚約指輪に対する価値観や思いは異なりますが、昨今は旦那さんデザインの世界に1つのデザインジュエリー、またはアンティークジュエリーを婚約指輪としてプレゼントする方も少なくありません。

婚約指輪の平均予算は20~50万までと年代によって幅がありますが、決して安すぎず高すぎずが鉄則なのでしょう。また1流ブランドなら安心という訳ではなく、あくまで彼女の好みに合わせたリングを用意することが大切です。

まとめ

「人生を一緒に添い遂げよう」そんな言霊が篭った婚約指輪は、結婚指輪と異なる魅力があります。昨今は女性の為の婚約指輪から、2人で喜びを分かち合う為にペアリングとして楽しむ方も少なくありません。プロポーズ後に2人でオリジナルリングを送り合う、こんな新しい形の婚約指輪も面白いかもしれませんね!

早崎大
悠久の輝きとロマンが詰まった人類の至宝。ジュエリーの煌きに魅了された三十路ライター。三度の飯よりゴールドの輝きが大好きな男、スペインの田舎街からジュエリーコラムをお届けします。はぁ、アンティークジュエリー買いたいな……

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早崎大

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悠久の輝きとロマンが詰まった人類の至宝。ジュエリーの煌きに魅了された三十路ライター。三度の飯よりゴールドの輝きが大好きな男、スペインの田舎街からジュエリーコラムをお届けします。はぁ、アンティークジュエリー買いたいな……

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